桃大生の保護者様へ

遠く知らない街に４年間も一人で住む。
本人だけでなく保護者様の不安も計り知れないと思います。
そこで和泉中央賃貸マンション組合の代表として何百人もの一人暮らしをする学生を見てきて感じたことをお話しいたします。

年末から翌年３月にかけて、たくさんの方がマンションの見学に来られます。
ご見学者様の多くが「日当たりは？」「部屋の広さは？」など、お部屋の質問ばかりされます。
勿論お部屋のことも大切ですが、私は「その部屋で何をするのか？」の方が大切だと思うのです。
「このマンションでは４年間、子供をどのように教育してくれるのか？」と言う質問の方が大切ではないでしょうか。一人暮らしを４年間するのでありますから、大学の授業や親元から通う学生では学べないものを学んで身に付けていただく、その手助けをするのが、学生マンションの家主である我々の仕事だと考えております。

入学当初は全員が希望にあふれ、「夢に向かって頑張ろう！」と言う思いで入居されてきます。
しかし４年後、卒業時では、かなりの格差が生じています。それは入学時に抱いた「夢に向かって頑張ろう！」と言う思いをいつまで持ち続けたか、で生じるのではないでしょうか？
一人暮らしでは、２４時間誰にも束縛されません。学校に行くのも、アルバイトをするのも、寝る時間も、起きる時間も自分で決めなければなりません。「今日、学校を休みたい」と思えば休むこともできます。次の日も、その次の日も休もうと思えば休めます。

そのような“負の積み重ね”を防ぎ、一人暮らしを有意義なものにするために、我々のマンションでは先輩入居者が中心となってイベントの企画・運営や社会勉強など様々な活動を行っております。
それらの活動を通じて、一人暮らしの楽しさや共同生活でのコミュニケーション、また社会のマナーやルールを自分たちで学んでもらっております。それらが４年間のひとり暮らしを充実させる“糧”となり、また就職活動や社会に出たときに役に立つ“チカラ”になると考えております。

入居者全員に、いつまでも「夢に向かって頑張ろう」と言う気持ちをもってもらうために、我々と先輩入居者とでサポートしております。

４年後のお子様の成長を楽しみにしておいて下さい。

和泉中央賃貸マンション組合
代表　幕内昌輝